エビデンスで教育を考えた

頭が良くなる科学論文を紹介していきます。

ラーンベターを読んだのでまとめてみた。

 ラーンベターを読みました。

 

キンドルの月替わりセールになってたのでポチった次第であります。これが結構よくまとまってたのでご紹介。

 

 

Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ

Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ

 

 

 本書は学びを深めるためにはどんなことが必要なの?ってところを科学的研究に基づきながら6つのステップにまとめたもの。「このまとめ方上手いなー」と感心して読んでました。以下では6つのステップをざっくり紹介します。

 

 

1、価値を見いだす。
 このステップは以下の式によく集約されてます。
 
モチベーション=コスト+効力感+価値の発見
 
 コストはその学習にどれだけお金がかかるか、ではなくて努力の量。効力感は、お馴染みのエフィカシーです。最後の価値の発見なんですが、これはざっくりいうと「自分にとってどれだけ意味があるか」の大きさなんだそう。誰でもそうだと思いますが、自分が面白くないものはなかなか学ぶのが億劫なもの。そこに何らかの意味合いがないとモチベーションには結びつかないんでしょう。この価値の発見の大変な所はその価値を自分で見つけないといけないところ。内発動機にも通じますが、「自分とその学習とのつながり」が大事なんですね。
 
2、目標を設定する。
 
 価値のあるものを見つけられたら、その対象に対する目標と計画が必要。この2つには何が必要かというと、エフィカシーとメタ認知。このブログではメタ認知についてなかなか紹介できていないのでまた今後の課題であります。(自分にメタ認知力がない笑)エフィカシーのガイドラインは一度書いてはいるんですが、本書ではエフィカシーの提唱者バンデューラさんの話も出てきていて新鮮でした。「学習は難しくて当たり前」というマインドセット大事ですね。
 
3、能力を伸ばす。

 
 能力を伸ばすのに欠かせないのがフィードバック。当ブログでさらーりと書いたこともありますが笑。自分が何を目指すのかわかったとして、何が足りないのかという振り返りはとても大切。若干メタ認知と被るんですが、フィードバックノートはつけとくと吉。

 
4、発展させる。
 
 知識はただ自分のものだけにしていてもしょうがない。発展させてなんぼ。そのためには「自己説明」が大切。相手がいれば説明したり議論したりが良いですが、1人の場合でも、なぜ?と質問することによって自分が発展させることを洗い出しましょう。
 
 
 
 
5、関係づける
 
 物事を関係付けるのに手っ取り早いのは、一気に複数の分野を同時に学ぶこと。他にも、仮定する。
 
「もしこれからずっと口が聞けなくなったらどうする?」
 
なんてことを繰り返しながら既存の分野と結びつけていきましょう。他にもハッキングが紹介されています。ハッキングは
 
作る
テストする
デバッグする
変更点を残す
 
のこと。かなり研究に近い考えです。そのほかもアナロジー「この2つは、どのように似てるだろう?」なんかの推論が紹介されてます。
 
 
6、再考する
 
 とにかく人は自分が分かっていると思いがち。その原因は簡単なもの、分かりやすいものを素通りしてしまうから。もうひとつは単に過信。これを防ぐには、内省できる時間をもうけることが望ましいそう。これがなかなかムヅカシイもんですがやりがいはあるかも。その他、アンキを使うのも手。
 
 
 
 というわけでラーンベターのステップ紹介でした。個人的体験が長いものの、一読の価値はあります。自分もこんな本が書きたい、、、、。
 

 

Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ

Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ