エビデンスで教育を考えた

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悩みどころと逃げどころ。

 

悩みどころと逃げどころ (小学館新書 ち 3-1)

悩みどころと逃げどころ (小学館新書 ち 3-1)

 

 

 

僕がかなーり衝撃を受けました。


 ちきりんさんはプロブロガーとして大変尊敬していたんです。その人が教育の本を出していた。しかもプロゲーマーのウメハラさんとの対談という形で。

 

 Kindleでは半額だったということもあり、「ブログネタにするかな」くらいの感じで購入したんですが、これがかなり面白かった。

 

 学校エリートだったちきりんさんと学校では寝てばかりいた世界トップのウメハラさん。二人がどんな風に学校に影響を受けて、何に悩んでいるのか。

 

ヘタな論文よりずっと参考になります。

 

学歴は必要なの?

 

 この2人が対照的なのは、まず学歴。ちきりんさんはいわゆるエリートであるのに対してウメハラさんは高卒。ちきりんさんが学校や大企業にいた中で「なんか違う」と感じていたり、ウメハラさんがアルバイトをしていてお金が合わなかった時に「高卒だから疑われた」という悩みが書かれていました。

 

この部分では

ちきりんさん→学歴なんていらない

ウメハラさん→学歴はやっぱりいる

 

と意見が分かれました。

 

学校に求めるものは?

 とはいえ2人とも学校の提供するコンテンツには不満。

 

例えばウメハラさんは

「考える力に外国と日本で差がある。日本人は勝てる方法はないか?と聞いてくる。これでは100年たっても勝てない。」

 

とまで手厳しく批判しています。その原因は学校の考えさせないルールにある、と。

 

ちきりんさんも

「画一的な評価をするから、なんでもそつなくこなすけれどなにも出来ない人が出来てしまう。」

と合いの手。

 

 では彼らが求めるものとは何かと言うと、

 

・疑問、学ぶ意義を持たせてくれる授業

 

・多様な選択科目と、飛び級

 

などでした。

 

 これらは確かに重要です。少子化ならこういったことが可能になると思います。

 

最後に

 

 議論は学校に止まらず、

職業とは

生きるとは

お金とは

 

など日常に根ざした深い議論が学べます。

 

学校に退屈している人

将来に漠然と不安がある人

 

なんかに激しくおすすめ。

 

 

悩みどころと逃げどころ (小学館新書 ち 3-1)

悩みどころと逃げどころ (小学館新書 ち 3-1)