エビデンスで教育を考えた

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想像してください。

  あなたの家の水道管が壊れました。

 

そこで配管工である私に「水道の水漏れを直して欲しい」という依頼をしたとします。

 

ここで私が

「あなたの希望より私の見解の方が大事です」

 

などと言われたら、あなたはどう思うでしょうか?

 

 

 

 普通に考えたら依頼を変えるかもしれませんが、実は学者においてはこのようなことが結構まかり通っています。

 

「不道徳な経済学」では学問がもつ自由について疑問を投げかけた面白い本です。

 

 

不道徳な経済学──擁護できないものを擁護する (講談社+α文庫)

不道徳な経済学──擁護できないものを擁護する (講談社+α文庫)

 

 

 一見無批判に受け入れられそうな「学問の自由」に対して、著者は別の意味づけを行います。

 

それは

「雇用主の意向とは無関係に自分のやりたいことをやりたいように教える自由」

 

です。これを言われると、大学で講義を聞いたことのある人は共感できるのではないでしょうか。

 

 この意味づけを与えると、学者という職業は詐欺にちかいものになるかもしれません(笑)